冒頭
卒業(殺せんせーの暗殺期限)まで残り15日。
3年E組の生徒たちはホームルームが始まる前の朝の教室で、殺せんせーと過ごした1年間を振り返ります。
アートの時間
このエピソードでは、E組随一の芸術肌である菅谷創介がフォーカスされました!
季節は夏服へと衣替えした夏の始まり。
菅谷くんが腕にタトゥー風のボディペイントをしてE組の教室に登校してきました。この時の菅谷くんの厨二病感は、さすが中学生男子って感じです(笑)
彼のペイントを見たクラスメイトたちは、「自分もやってほしい!」と大盛り上がり。結果的にクラス全員が夏服から露出した腕や足にペイントを施してもらうことになります。
その様子を見た殺せんせーも「自分にも描いてほしい」と頼み込み、菅谷くんがこれを快諾。しかし、殺せんせーの顔にペイント剤を塗った瞬間、なんと顔がドロドロと溶け始めました。実はペイント剤の中に砕いた『対せんせー用BB弾』を混ぜこんでいたのです。
まさに芸術を活かした見事な作戦ではありましたが、殺せんせーにとってはちょっとした嫌がらせ程度にしかならず、暗殺は失敗に終わってしまいます。
「やっぱり駄目かー」と項垂れる菅谷くんでしたが、暗殺は一旦諦め、気を取り直して殺せんせーの顔にペイントアートを施します。顔にタトゥー風のペイントを描いてもらった殺せんせーは上機嫌。すると今度は「自分も誰かに描いてみたい!」と言い出しました。
しかし、すでにクラス全員がペイント済みだったため、キャンバスになってくれる相手がいません。
するとそこへ、タイミング良くビッチ先生が教室に入ってきます。殺せんせーを含め、クラス全員がタトゥーまみれになっている異様な光景に驚愕した彼女はその拍子にヒールで足を捻り、そのまま壁に頭を強打して気絶してしまいました。
この人、ホントに凄腕の殺し屋なんですか……(笑)
生徒たちも殺せんせーも気絶したビッチ先生を心配するどころか、「都合のいい真っ白なキャンバスができた」とばかりにボディペイントを描き始めてしまいます。
相変わらず、ビッチ先生の扱いが雑過ぎる(笑)
菅谷くんがビッチ先生の右腕にセンス抜群のペイントを施し、他の生徒たちも「これならビッチ先生も喜ぶんじゃないか」と感心する一方で、殺せんせーは左腕にまさかの4コマ漫画を執筆していました。
ここで殺せんせーの新たな弱点『絵が安っぽい』が判明します(笑)
その後も殺せんせーの悪ノリは止まらず、ビッチ先生の全身にあれこれ落書きをします。最終的に出来上がったのは、暗殺されても仕方ないほどの酷い有様でした。
そして、目覚めたビッチ先生は自身の体を確認すると、なぜか怒ることなく無言で教室を出て行ってしまいます。不気味な反応に生徒たちが困惑していると……その直後、両手にライフル銃を携えて戻ってきたビッチ先生は、教室で盛大に実弾をぶっ放してブチギレました!
そんな凄まじい弾幕が飛び交う中、菅谷くんは渚に自身の過去を語り始めます。
E組に落ちる前の彼は黒板やテストの裏に絵を描いては問題児として怒られてばかりでした。しかし、殺せんせーは答案の裏の落書きまで採点し、お節介な修正案まで添えて返してくれる。自分の芸術という個性を認め、真正面から向き合ってくれたことが嬉しかったと語るのでした。
そんなドタバタなE組の日常風景と、菅谷創介というキャラクターが掘り下げられた、印象的なエピソードでした!
溺れる時間~水泳の時間
続いて、この回では女子学級委員である片岡メグを中心としたエピソードが描かれました!
季節は、同じく夏のある日。殺せんせーが自作した山の特設プールで、元水泳部の片岡さんが見事な泳ぎを披露していました。するとそんな彼女のもとに、本校舎に通う元クラスメイト・多川心菜から「苦手な科目を教えてほしい」という一通のメールが届きます。
ファミレスで多川心菜に勉強を教える片岡さんでしたが、自身のテスト勉強もあるため「毎回教えるのはもう辞めたい」と正直に伝えます。しかし、心菜は「以前、めぐめぐのせいで死にかけた」と言いがかりをつけ、その償いとして勉強を教えるよう強要してきました。
この「死にかけた」というのも、実際は心菜の自業自得でした。
彼女は気になる男子と海に行くため、当時水泳部だった片岡さんに泳ぎを教わっていました。ですが、少し泳げるようになったからと練習をサボり、その結果海で溺れて救助沙汰になったという経緯だったのです。
自分自身の落ち度をすべて片岡さんのせいにして縛り付け、頻繁に勉強を手伝わせるなどして都合よく利用していた心菜。片岡さんは心菜に時間を奪われ続けた結果、自身の成績を落とし、E組へ転落してしまったのです。責任感が強く面倒見の良い性格ゆえに、片岡さんは心菜にいいように使われてしまったのですね……。
多川心菜が帰った後、彼女の束縛からどう抜け出せばいいかと思い悩む片岡さん。実はファミレスまで彼女をこっそり尾行していた殺せんせー、渚、茅野の3人でしたが、片岡さんにはすっかりバレていたようで、逆に声を掛けられてしまいます。
そして、一部始終を見ていた殺せんせーは悩む片岡さんに対して「(心菜を)自立させればいいのです」とアドバイスを送るのでした。
その晩。すやすやと眠っていた心菜が目を覚ますと、そこはなんと水の上(殺せんせーお手製の山の特設プール)でした。恐らく殺せんせーがベッドごと攫ってきたのでしょうが、もう本当になんでもありですね(笑)
プールでは片岡さんや渚、茅野の3人が謎の魚人に扮装して待ち構えていました。
殺せんせーは『魚(ウオ)キング』、片岡さんはメグメグならぬ『魚魚(ウオウオ)』と名乗り、「ここは魚の国! 私たちと一緒に泳ごうよ!」と心菜に語りかけます。
普段は真面目な片岡さんが、照れながらウオウオを演じている姿が可愛い!
そして、あまりにカオスな状況に完全に夢だと信じ切った心菜を問答無用で水の中へ引きずり込み、片岡さんは彼女に泳ぎの特訓を始めるのでした。
その一方で、渚と茅野は「そもそも殺せんせーは泳げるのか?」という疑問に興味津々でした(時系列的に、まだ水が弱点だと知る前)。
すると、殺せんせーは「この時のために、開発した先生用水着です!」と言い、魚の形をした全身スーツを着用してプールに飛び込みます。しかし、それは水に濡れない完全防水仕様で、「ずるいよ! 生身で水に入れるか見たかったのに!」と渚にツッコまれると、殺せんせーは「生身でも入れますよ」と水着を脱ぎ捨てました。
ところが、今度はマッハの速度で触手を動かして周りの水を桶で掻き出し、体に水が当たらないようにするという力技を披露します。しかもそのせいでプールに激しい水流が発生し、流れるプール状態に。激しい水流に泳ぎの練習をしていた心菜が飲み込まれてしまいます。
しかし、片岡さんが流されないための泳ぎ方を彼女に一晩中叩き込むのでした。
その翌日、心菜は水泳の授業で見事な泳ぎを披露します。
「変な夢を見てから急に泳げるようになった」と本人は不思議に思いながらも、周りからちやほやされてまんざらでもない様子。そんな彼女に対し、片岡さんは「もう私の助けがなくても平気だね!」と告げます。こうして心菜は片岡さんを頼る口実を失い、片岡さんは無事に彼女の依存から解放されたのでした。
湿気の時間~仕返しの時間
この回では、E組のモテ男・前原陽斗を中心にE組の団結力が描かれました!
梅雨のある日の放課後、前原くんが本校舎に通うC組の女子生徒・土屋果穂と相合傘で歩いている姿を、殺せんせーとE組の面々が目撃してしまうところから物語が始まります。
しかし、そこへ生徒会役員の瀬尾智也が「あれぇ、果穂じゃん。何してんだよ」と声を掛けてきました。すると土屋さんは前原くんを押し退け、瀬尾の方へと行ってしまいます。
実は土屋さんは、E組に落ちた前原くんに見切りを付け、瀬尾と二股をかけていたのです。
土屋さんは「E組に落ちてショックかなと思って、ハッキリ別れは言わなかった」と二股をしていた自分を正当化し、「自分で気付いて欲しかったなぁ。E組の頭じゃ分からないか」と前原くんに酷い言葉を浴びせます。
さらに、E組の生徒は『椚ヶ丘高校』へ進学できないことをいいことに、瀬尾は「お前に何をしたって後腐れがない」と前原くんに殴る蹴るの暴行を加える始末。挙句の果てには「二度と視線も合わせないでね」と吐き捨てた土屋さんは、瀬尾と共に去っていきました。
自分より弱いと見るや平気で人を見下す土屋さんたちの態度に、前原くんは「人はみんなああなのかな……」と理不尽な現実に打ちひしがれます。
そんな彼に対し、殺せんせーは「屈辱には屈辱を。彼女たちをとびっきり恥ずかしい目に遭わせましょう」と、およそ教師にあるまじき提案をしました。そう、今の彼らには相手に気付かれず、証拠も残さず標的を仕留める『殺し屋』としての力が備わっているのです。
前原くんのためにクラス全員が団結し、仕返しに向かう展開は激アツです!
場面は変わり、カフェのテラス席でデートをしている土屋さんと瀬尾のもとに一組の老夫婦が近付き、「奥の席に座りたいから足を引っ込めてほしい」と声を掛けます。
瀬尾は渋々足を引っ込めるものの、老人を嘲笑うような態度を取りますが、実はこの老夫婦の正体は、特殊メイクで変装した渚と茅野でした。
2人が上手く隙を作った瞬間、カフェの向かいに建つマンションの一室から様子を窺っていたスナイパーの千葉&速水ペアが、下剤入りの特殊弾を2人のカップに見事命中させます。
狙撃ポイントの部屋を借りるために矢田さんと倉橋さんが大家さんと交渉し、科学好きの奥田さんが下剤を調合、芸術肌の菅谷くんが完璧な特殊メイクを施すなど、それぞれの特技を活かしてクラスが一体となりミッションに挑む姿は見ていて心踊ります!
下剤入りのコーヒーを飲んだ土屋さんと瀬尾は、みるみるうちに顔色を変えて激しい腹痛を訴えます。しかし、お店のトイレは老婆に扮装した茅野がすでに占領しており、2人が用を足すには100メートル先のコンビニまでダッシュするしかありませんでした。
お腹を抱え、我先にとコンビニへ猛ダッシュする2人。その道中では、木の上に潜んでいた磯貝くん、前原くん、岡野さんというナイフ術が得意な3人組が、彼らの頭上からずぶ濡れの枝葉を落として妨害します。
かくして、ボロボロに汚れた姿でコンビニのトイレに駆け込ませるという、プライドの高い2人にとっては最も屈辱的な状況を作り出し、E組の面々は見事に前原くんの仕返しをやり遂げたのでした。
ミッションを遂げた後、殺せんせーは前原くんに「まだ自分が弱い者をいじめる人間だと思いますか?」と尋ねます。それに対し、前原くんは「今のみんなを見ていると出来ない」と答えました。一見強そうには見えない仲間たちでも、それぞれがどこかに頼れる『武器』を隠し持っている。人の強さや弱さは、一目見ただけでは決して計れないのです。
この回では、クラス全員で協力して前原くんの悔しさを晴らすという、E組の強い団結力が描かれたエピソードでした!
バレンタインの時間
この回では、元体操部でナイフ術女子1位の岡野ひなたのバレンタインでの甘酸っぱい恋模様と、E組ならではのハプニングが描かれました!
卒業を間近に控えたバレンタイン前日の放課後。前原くんは元体操部の岡野ひなたから「一緒に帰ろう」と誘われます。受験期で不安になっているのだろうと察する前原くんでしたが、実は岡野さんのカバンの中には綺麗に包装されたチョコが隠されていました。
そんな岡野さんの想いなど露知らず、前原くんは彼女と他愛ない会話をしながら通学路の山道を一緒に歩きます。しかしその途中、生徒の恋愛事情に敏感な殺せんせーにパパラッチのごとく尾行されていることに気付いた前原くん。そこで彼は殺せんせーを出し抜くため、岡野さんをカラオケへと誘います。
前原くんの思惑に気付かず、純粋にカラオケを楽しむ岡野さん。彼女の歌う曲に完璧なハモりを入れる前原くんはやはり生粋のモテ男ですね!
その後、岡野さんはおもむろに「明日、2月24日じゃん」とチョコを取り出しました。
しかしタイミングが悪いことに、まさにその瞬間――E組の面々がカラオケルームに突入してきたのです。実は前原くんは、ドアの外から覗き込んでいる殺せんせーを仕留めるため、ひそかにE組のメンバーと連絡を取り合っていたのでした。殺せんせーの隙を突くための奇襲でしたが、暗殺はいつも通り失敗に終わってしまいます。
結果として、前原くんに悪気はなかったとはいえ、勇気を出してチョコを渡そうとした岡野さんの気持ちを踏みにじる形になってしまいました。
岡野さんが怒って帰ってしまった後、殺せんせーに正座で説教される前原くん。「明日までに岡野さんからチョコを貰わなければ、内申書の人物評価を『チャラ男』にします」と告げられます。第一志望の受験を控えている前原くんにとって、これはもはや脅迫でした。
翌日のバレンタイン当日。前原くんはなんとかチョコを貰おうと、朝から岡野さんに付きまといます。自分で用意したチョコを渡して貰おうとあの手この手を尽くしますが、当然ながら逆に彼女を怒らせてしまう始末。それでもしつこく付きまとう前原くんに、ついに激怒した岡野さんが得意の飛び蹴りをお見舞いします。
しかし、前原くんは彼女がいつも靴のつま先にナイフを仕込んでいることを知っており、今朝のうちにそれをチョコレートにすり替えていたのです。
前原くんは飛び蹴りを受け止めつつ、見事チョコレートをゲットしたのでした。
流石にカッコいいとはとても言えない方法ではありましたが、自分のことをちゃんと知ってくれている前原くんの行動は、岡野さんの心にも少しは響いたのではないでしょうか。
自宅の時間~素性の時間
この回では、知られざる殺せんせーのプライベート模様が描かれました!
時系列は、E組の生徒たちが殺せんせーの過去を知り、「殺すか、生かすか」の選択にそれぞれが頭を悩ませていた冬休み。思い悩む生徒たちの裏で、当の殺せんせーがどのように過ごしていたのかが明らかになりました。
居酒屋あずさをたまり場にする4人の殺し屋が、ターゲットである殺せんせーの情報交換会を開いていました。その中の1人が、極寒の山奥でついに殺せんせーのアジトを発見したと報告します。これまで誰にも発見されなかったアジトだけに、一体どんな隠れ家なのかと思いきや、そこにあったのは殺せんせーの顔の形を模したまさかの痛ハウス。そこで普通に生活している殺せんせーが面白過ぎてつい笑ってしまいました(笑)
殺し屋が部屋の中を覗き込むと、そこは意外にも物が散乱したゴミ屋敷でした。部屋の中には、ジャージ姿で一人野球盤で遊んでいる殺せんせーの姿が。
その後も、生活費を稼ごうとギャンブルをするものの賭け方がみみっちかったり、負けて不貞腐れるとコタツに閉じこもったまま数時間動かず、触手を伸ばして物を取ったりと、ぐうたらと怠惰に暮らす様子が映し出されました。人類を脅かす怪物なはずなのに、妙に庶民的でだらしない生活ぶりにずっと笑いっぱなしでした(笑)
そしてその後、秘密の部屋に移動した殺せんせー。なんとその部屋は、四方の壁すべてに世界中から集めたエロ本が貼り付けられており、そのど真ん中で座禅を組む殺せんせー……もはや意味が分かりません(笑)。なんでこの人、教師やれてるんだ……。
そんなだらしない私生活を覗き見していた殺し屋でしたが、結局は殺せんせーにバレてしまいます。しかし殺せんせーは「アジトがバレたとしても、マッハの速度で30分もあれば引っ越しが完了するから全く問題ない」と彼を煽ります。かくして、殺し屋が苦労して入手した情報は、殺せんせーを暗殺するための決定的な切り札にはなりませんでした。
すると、殺し屋たちがたまり場にしている『居酒屋あずさ』にふらっとサラリーマンに変装した殺せんせーが現れました。神出鬼没すぎる……!
このお店は目の見えない女将の梓さんと、渚にそっくりな娘・蛍ちゃんが母娘で営む居酒屋。ちなみに梓さんは、常連である殺し屋たちの物騒な会話を『お芝居の話』だと勘違いしている様子。一方の殺し屋たちは梓さんにすっかり惚れこんでおり、足しげく通う常連になっていたのでした。愉快な殺し屋たちですね(笑)
そんなお店にやってきた殺せんせーですが、なんとカシオレをひと舐めしただけで泥酔し、お酒に弱すぎることが発覚します。すっかり酔っぱらった殺せんせーは、生徒たちがいないのをいいことに「合コンがやりたい」と好き勝手に振舞い始め、殺し屋たちや梓さん母娘を巻き込んでの「合コンごっこ」が幕を開けました。
勝者には梓さんからのハグがあると聞き、急にやる気モードになる殺し屋たち。
ターゲットと合コンってどういう状況ですか……(笑)
しかし、いざゲームが始まると、殺せんせーがマッハの速度で『たけのこニョッキ』やリズムゲームで無双。挙句の果てには梓さんや蛍ちゃんのフォローまでこなすほど完璧に他を圧倒します。殺せんせー、合コン最強すぎる……!
結局、ゲームに勝った殺せんせーが約束通り梓さんにハグしてもらうのでした。
そこから場面が変わり、後日の『居酒屋あずさ』。梓さんが開店準備をしていると、店に借金取りの仏石が現れ、彼女を事務所に連れ去ってしまいました。
なんと梓さんは、亡くなった旦那が残した1000万円もの借金を抱えていたのです。
そんな梓さんの危機を知った殺し屋4人組は「殺し屋にだって守りたいものがある」と、彼女を救うために立ち上がります。娘の蛍ちゃんも厨房から包丁を持ち出して「一緒に行く」と訴えますが、殺せんせーがそれを制止しました。
「まだ君は、その気持ちだけで十分ですよ」と優しく包丁を取り上げ、「君がいつか誰かの力になりたいのなら、彼らの活躍はきっと参考になるはずです」と蛍ちゃんを諭す殺せんせー。そして彼は蛍ちゃんを連れ、陰ながら殺し屋たちの動向を見守ることにしました。
殺し屋たちはそれぞれの特技を駆使し、とあるマンションの一室にある借金取りの事務所を特定します。彼らは蛍ちゃんを幻滅させないよう、暗殺ではなくあくまで正攻法で事務所へと乗り込みました。そして、ついに仙石を追い詰めますが、「梓の借金にはちゃんとした契約書がある」と開き直る仙石。すると、殺し屋の一人が法律の知識を持ち出し、金利から取り立て方法に至るまで全てが違法だと理詰めで徹底的に問い詰めます。
なんと、その殺し屋の前職は弁護士だったのです。いつも鼻くそを食べているアホ面からは想像も付かないギャップに思わず笑ってしまいました!
こうして仙石に「二度と梓さんに手出しはしない」と約束させ、見事彼女を救い出すことに成功。弁護士や航空管制官、SPなど……殺し屋たちの意外な過去が明らかになると同時に、前職の知識や技術を生かして平和的に梓さんを助け出すという展開が非常に面白かったです!!
そして、お店へ帰るために蛍ちゃんや殺し屋たちが車を取りに行っている間、マンションのエントランスで疲れ果てた梓さんを抱えていた殺せんせー。
梓さんは「みんな、いい人ばかり」と呟きますが、その直後――見えないはずの目をカッと見開き、「おかげで、計画が狂うところでした」と言い放ちます。なんと彼女の胸元には爆弾が隠されており、殺せんせーは自爆に巻き込まれてしまいました。
しかし、殺せんせーは当然のごとく無傷だったばかりか、梓さんの命も守り抜き、さらには飛び散った周囲の破片も触手で回収して瞬く間に何事もなかったかのように修復してしまいました。殺せんせーは、梓さんの策略に初めから気付いていたのです。
殺し屋たちを先に車へ向かわせたのもそのためであり、かつて渚が自爆暗殺を試みた時と同じ殺意を彼女から感じ取っていたのでした。
実は、梓さんは脳に摘出不可能な腫瘍を抱えており、余命3年の宣告を受けていました。
視力が奪われたのもその初期症状に過ぎず、『治療費どころか、借金もある現状では娘の蛍が路頭に迷ってしまう』と、思い詰めていました。そんな時、常連の殺し屋たちの会話から殺せんせーの懸賞金を知り、犯行に及んだのです。『お芝居の話だと思い込んでいる』という普段の態度は、すべて彼女の仕組んだブラフだったわけですね。
「殺しに来た以上、あなたも立派な暗殺者。報復される覚悟はおありですね?」
そう言って、梓さんを触手で拘束する殺せんせー。覚悟を決める梓さんでしたが、殺せんせーは彼女の耳から脳へと触手を伸ばし、摘出不可能だったはずの腫瘍を完全に取り除いてしまいます。その結果、梓さんの視力が回復しました。
実は殺せんせーは、合コンごっこで梓さんにハグをしてもらった際に脳内スキャンをして悪性腫瘍の摘出プランを組み立てていたのです。
なんでもできるな、殺せんせー……!
「あなたが蛍ちゃんのために命を投げ出せば、娘もまたそんな母親を見習ってしまう」と優しく諭す殺せんせー。なぜ教師をしているのかと梓さんが尋ねますが、彼が外科手術の心得を取得していたのは他でもないE組の生徒たちを守るためでした。
こうして知られざる冬休みを過ごしていた殺せんせーは、冬休みが明けて再び生徒たちに会えることを楽しみにしながら、3年E組の教室へと戻っていくのでした。
このエピソードでは、本編では空白の期間となっていた冬休みの出来事が描かれました!
生徒たちがいないところで、いつも以上にはっちゃけている殺せんせーの姿が非常に面白かったです!!
本編上映後には、写真撮影タイムがありました。
E組の教室を映したこの写真も、きっと殺せんせーが卒業アルバムに載せるために撮った一枚なんでしょうね!