最終更新日:2024.10.15
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フィギュア買取ネットコラム担当のタカハラシューサクです!
2024年10月11日(金)に公開された『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』!
全世界に波紋を呼んだ衝撃作にまさかの続編。
しかも今作は画郭が拡張する通常のIMAXに加え、さらに上下に映像が広がるIMAXレーザーGTバージョンも公開されるというではないですか。
前作観賞済みで大のIMAXファンでもあるタカハラは(いつも通りに)いてもたってもいられず、劇場へと向かいました……。
以下、前作との比較も含めて『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の個人的なレビューをお届けします。
目次
ネタバレなし感想
前作『ジョーカー』は2019年に公開され、その衝撃的なストーリーが世界中で賛否両論の渦を巻き起こしました。それまでジョーカーといえばクリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』でのヒース・レジャー版が「最凶」とされてきましたが、ホアキン・フェニックスの演技は、一人の人間の内面にフォーカスする、また違ったアプローチの怪演でした。前作『ジョーカー』によってまた一つ新たなジョーカー像が生まれたと言えるでしょう。
そして前作から5年越しにやってきた続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』。もちろんホアキン・フェニックスは続投。監督も前作と同じくトッド・フィリップスで、キャストにハーレイ・クイン役のレディー・ガガが加わり、否が応でも期待が高まります。しかも今回は全編に渡って歌唱とダンスのシーンがふんだんに盛り込まれており、ミュージカル映画にもなっているとのこと。ネタバレに注意しつつ、日本に先駆けて公開されたアメリカでのレビューも気になるわけですが・・・。なんとこれが酷評の嵐!前作を評価していた人もそうでない人も軒並み低評価という事態に。
そんなわけでタカハラもおそるおそる鑑賞したのですが、結論から申し上げると、そんなに悪くなかったです。前作『ジョーカー』に限らず、ジョーカー関連の作品がヒットするとジョーカーを模倣する人間が現れ、実際日本でも事件が起きてしまっています。「悪のカリスマ」であるジョーカーを魅力的に、あるいは同情を呼ぶ卑近な存在として描くことで、一定数共感する人間が現れ、そのような事態が起きてしまうわけですが、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』はそういったジョーカー像を持つ人たちに冷や水をぶっかける作品です。前作を作り、社会に影響を及ぼしたトッド・フィリップス監督なりの「けじめ」の一作とも言えます。
そういう作品なので、前作を好きな方はあまり楽しめないかもしれませんし、前作の時点で苦手な方は今作も苦手だと思います。詳細はネタバレ感想で述べていますが、タカハラはこの映画を「ジョーカー(アーサー・フレック)が自分で作った映画」だと思って楽しみました。そう考えた方がしっくり来たからなのですが、ある種の世迷言としてお読みいただければ幸いです・・・。
そしてお目当てのIMAXレーザーGTに関してです。「IMAXレーザーGT」とは、噛み砕いて言うと「IMAXよりも大きいIMAX!」です。通常のIMAXよりもさらに上下にスクリーンが広がり、正方形に近い巨大な映像が視界全体に広がります。タカハラは初めてこの形式のスクリーンに入場した時、あまりのスクリーンの大きさに一瞬思考停止してしまうほどの衝撃を受けました・・・。現在日本では池袋グランドシネマサンシャインと109シネマズ 大阪エキスポシティの2館にしかない超レアな上映形態なので、鑑賞が難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、一度は体験してみていただきたいです。
今作はこのIMAXレーザーGTに対応した作品で、一部のシーンでは映像が上下に拡大します。先述のように今作はミュージカルシーンがあり、ジョーカーとハーレイ・クインが自分たちだけの世界に浸る演出が多く用いられています。ここで映像が上下に拡大することで、二人だけの世界への没入感がぐっと高まり、観客もその空間にいるかのような感覚を味わうことができます。また終盤のあるシーンでも映像がぐわっと広がり、その場に居合わせているかのような恐怖の臨場感を味わいました。心臓に悪い・・・。とても効果的なIMAXレーザーGTの使い方でした!
ネタバレあり感想
ここからはネタバレありの感想となります。くれぐれも鑑賞前に開くことのないよう、ご注意ください……!
まとめ
かなり歯切れの悪い感じになってしまったのですが、これはもうしょうがない!『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』はかなりヘンテコな作品でした。
「評判が割れてて気になる・・・」という方は一見の価値ありです。暴力的なシーンもあるので、苦手な方はお気をつけください。
没入感が強いIMAXレーザーGTでの鑑賞がおすすめですが、普通のIMAXや通常スクリーンでも、十分にお楽しみいただけると思います。
ぜひ劇場へ!
ジョーカーはフィギュアも大人気!
ジョーカーやバットマンはフィギュアも大人気!
特にHot Toys(ホットトイズ)やSideshaw(サイドショウ)といったアメトイメーカーの高価なフィギュアや、S.H.フィギュアーツ、MAFEX、ARTFXなど、日本の可動フィギュアシリーズは、中古でも高値で取引されています。
もちろんアベンジャーズやスパイダーマン、デッドプールなどのMCUヒーロー、ハーレイ・クイン、ピースメーカーといったDCのキャラクターフィギュアはどのメーカーのものでも大人気です◎
売却をお考えのアメコミ関連フィギュアは、ぜひフィギュア買取ネットへお送りください!
【おまけ】タカハラの映画鑑賞記録
ここからはおまけとして、鑑賞当日の様子をお届けします。
今回訪れたのは池袋にあるグランドシネマサンシャイン池袋!
先述のIMAXレーザーGTに加え、4DXとSCREEN X(3面スクリーンでの上映方式)が合体した「ULTRA 4DX」や、美麗な映像と空間音響を兼ね備えた「BESTIA」など、様々な上映形式が楽しめる映画館です。
こちらは4Fのエントランス。来るたびに豪華だなーと思います。
天井に浮かんでいる球体は刻々と色が変化していて、とても幻想的な雰囲気です。
グッズ売り場にはジョーカー・バットマン関連の商品がたくさん!
しかし『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のグッズは一つもありませんでした。洋画のグッズ展開はかなり縮小されてきており、世知辛いですね・・・。
こちらはスクリーンがある階のロビー。
こんな感じで数々の名作のポスターが並んでおり、雰囲気は抜群です!
長ーいエスカレーターを登ってIMAXスクリーンがある12Fに到着!
天井一面にスクリーンがあり「IMAXはこんなに凄いぞ!」という渾身のアピール。
特別な体験への期待がどんどん膨らみます。
12Fからは池袋の街も見下ろせます。
すっきりと晴れていて映画日和な日でした。
いよいよ入場!
場内が撮影できないのでもどかしいのですが、本当に絶句するほどのスクリーンサイズで、縦の大きさはビルの6階分(18.9m)に相当します。
内装もラグジュアリーなので特別な体験ができること間違いなしです!
今回はなかなか難しい作品で、レビューも迷走してしまいましたが、奇妙な鑑賞体験が伝われば幸いです。
次回の映画レビューもどうぞお楽しみに♪
\ この記事を書いた人 /
タカハラシューサク【ライター】
フィギュア買取ネットコラム担当。映画レビューや関東で行われているイベントのレポを執筆します。
週1で映画を2〜3本ハシゴする映画好きです。ジャンル問わず何でも見ます!