最終更新日:2025.06.23
レビュー・レポート
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フィギュア買取ネットコラム担当タカハラです!
今回は2025年6月14日から7月6日まで開催される「超クウガ展」に行ってきました!
2000年1月から1年間放送された平成ライダー1作目「仮面ライダークウガ」。
初の大規模回顧展ということで、平成生まれのタカハラはいてもたってもいられず会場へと向かいました……!!!
以下、会場の空気が伝わる写真と合わせて「超クウガ展」の魅力を余すことなくお伝えしていきます。
目次
東京ドームシティへ

「超クウガ展」の会場は東京ドームシティ内にあるGallery AaMo(ギャラリーアーモ)という施設です。JR水道橋駅で降りたら東京ドームの方へ向かいます。

こちらが会場入口。クウガの全フォームが並んだ「超クウガ展」のメインビジュアルが目印です。
入場までにかなり並ぶこともあるようですが、平日の夕方ということもあってかすぐに入場することができました。
今回の展示では五代雄介を演じたオダギリジョーさんによる音声ガイドも用意されています。
オダギリさんがクウガに携わるのは非常に珍しく、これだけでもファンからは歓喜の声があがりました。
入口に設置されているディスプレイに表示されているQRコードをスマホで読み込んだら準備万端です!
クウガとトライチェイサー2000がお出迎え
いよいよ入場!壁にリント文字が描かれた通路を進むとその先には・・・!

トライチェイサー2000にまたがったクウガが堂々のお出迎え!!!


オープニング主題歌「仮面ライダークウガ!」が大音量で流れており、背後に流れるOP映像と相まって気分は最高潮です!!

トライチェイサーもこの距離で拝めちゃいます!

主題歌が終わり「超クウガ展」のロゴが表示されると、オダギリジョーさんによる挨拶の音声が流れ、来場者を歓迎してくれます。
素晴らしい幕開けです!
クウガのデザインが出来上がるまで
次の展示では現在のクウガのデザインが出来上がるまでのデザインの変遷が、貴重な資料と共に展示されていました(撮影禁止!)。
当初は「仮面ライダーXV」という企画名だったことや、王冠やタトゥー風のデザインを経て、アーマーの形・色で各フォームごとの差異をつけることになった経緯など、知らなかった情報が満載です。
発掘された状態の「アークル」も展示されていましたよ!
そしてお次に待ち構えていたのは・・・!
クウガ立像ゾーン

グローイングフォーム!五代雄介が初めて変身した時の姿です。
力が本来の半分ほどしか出ないもののズ・グムン・バをなんとか撃退していました。

優しいサムズアップ!背後には夕日とヘリコプターも輝いています。
さらに進むと、

出ました!マイティフォーム!!お馴染みの「赤のクウガ」です!!
第2話の燃え盛る教会が再現されています。

シンプルかつ威厳も感じさせるこのデザイン、惚れ惚れしますね・・・。


別角度から。タイツ部分の小さな皺まで細かく再現されています。

変身ベルト「アークル」もシンプルかつカラフルで洗練されたデザインが素晴らしい!
変身ポーズとの兼ね合いまで考慮されたボタン位置など、まさに芸術品です。
たしか6〜7歳の頃、実家にDX変身ベルトがあり、クウガごっこをして遊んでいたのを思い出します。

そしてドラゴンフォーム!!素早い身のこなしと「ドラゴンロッド」で戦う、カンフーモチーフのフォームです。

正面から。

間近で見ると、ただの青だけではなく紺色、群青色、コバルトブルーなど、様々な青の組み合わせでドラゴンフォームのデザインは成り立っているとわかります。
ずっと見ていると気持ちが吸い込まれるような、そんな美しさです。

お次はペガサスフォーム!!射撃の名手で「ペガサスボウガン」を使って戦います。

肩アーマーのアシンメトリーなデザインが斬新ですよね。

ペガサスボウガンの弓と銃を合わせたようなデザインもカッコいい〜!


なんとはるか上空にはメ・バヂス・バが!
まさに「ブラストペガサス」を放った瞬間の再現です。粋な演出ですね〜。

最後はタイタンフォーム!!鎧のような出立ちで剛腕を振るう剣士の姿です。

武器の「タイタンソード」も忠実に再現!
あの「シャキンッ!」と伸びるところがカッコいいですよね・・・。

この展示ではメ・ギイガ・ギにゆっくりと近づいていくシーンが再現されています。爆風の音と爆炎を反射して鎧が光る演出までついている徹底っぷりです。

メ・ギイガ・ギの攻撃をものともせず、ゆっくり近づき「カラミティタイタン」で一気に貫くとメ・ギイガ・ギが爆散する一連は衝撃的でした・・・。
クウガ台本ゾーン

立像ゾーンの次は台本ゾーン!
右の壁には全話分の台本が並び、左の壁には脚本が完成するまでの秘話や台本への書き込み、修正の跡などが展示されていました。

題字もカッコいいですね〜。
そのほかにも当時打ち合わせが行われていた通称「グロンギ部屋」「グロンギ棟」のミニチュアや、貴重なオフショット写真など、制作の裏側がわかる展示となっていました。
グロンギゾーン(ゲゲルン・ムセギジャジャ)
台本ゾーンを抜けた先はグロンギの部屋!!!
床には未確認生命体の出没マップがあったり、タッチパネルのグロンギ図鑑など、まさに「ゲゲルン・ムセギジャジャ(ゲームの参加者)」尽くしの展示となっています。

こちらは試作品のマスク!!一番手前はズ集団のリーダー「ズ・ザイン・ダ」です。



それぞれ「メ・ビラン・ギ」「メ・ガリマ・バ」「ゴ・ジャラジ・ダ」です。ものすごい迫力・・・!
マスクとは無関係ですが、メ・ガリマ・バの人間体がすれ違う人の首を斬っていくシーン、怖すぎますよね・・・。

マスクの横には全身スーツの展示!!異様な空気を放っています。





「ズ・ゴオマ・グ究極体」「ゴ・ガドル・バ格闘体」「ゴ・バベル・ダ剛力体」「ラ・ドルド・グ」です。禍々しくて最高ですね〜。
また、撮影禁止でしたが「バラのタトゥの女」こと「ラ・バルバ・デ」の怪人体のスーツも展示されています。
「超クウガ展」に合わせて新規作成された超レアなスーツ、ぜひ会場で目撃してください。
凶暴さと美しさが共存した素晴らしいデザインでした!!!
そして、このゾーンの音声ガイドでは、なんとオダギリジョーさんのグロンギ語が聞けちゃいます!
ぜひ音声ガイドも利用してみてください。
ライジング・アメイジングフォームゾーン

グロンギの次は金色に輝くライジング・アメイジングフォームのゾーン!


ゴールドのラインがゴージャスでカッコいいですね〜。

そしてライジングビートゴウラム!!重厚で神々しい・・・!

バイクにクワガタが被さるなんてびっくりですよね・・・。
ポレポレ再現ゾーン

お次は劇中に登場する「喫茶ポレポレ」の再現ゾーンです!
このセット再現のためのクラウドファンディングには、目標額を大きく上回る2600万円もの資金が集まりました。まさに愛の結晶です。





当時の小物が忠実に再現されており、クウガの世界に思う存分浸ることができます。
思わず「おやっさん!」と口に出てしまいそうです。
全話解説&当時のおもちゃゾーン
ポレポレのセットに後ろ髪引かれながら先に進むと、壁にたくさんのモニターが並んでおり「仮面ライダークウガ」ほぼ全話分の映像が流れていました!
モニターの近くには各回のあらすじや当時の撮影裏話、細かい設定変更の経緯などのお宝情報が満載!
展示も終盤に差し掛かっているというのに、ものすごい情報量で「もうここから出られない・・・」という嬉しい悲鳴まで聞こえてきました(笑)
さらに進むと2000年当時に発売されていたおもちゃやグッズがぎっしり詰め込まれた展示スペースが!
ソフビや変身アイテムはもちろんのこと、当時の販促品や子ども用パジャマ、食玩、キーホルダー、ツールボックス、食器などなどなど・・・!
「うわーこれ持ってた!!!」と懐かしくなること間違いなしですよ!
【空我】
無邪気な子どもの頃を思い出しつつ進むと、そこには寒々しい吹雪の景色が広がります・・・。

「超クウガ展」最後の物体展示は、第48話「空我」での死闘を再現した「みんなの笑顔のために」ゾーンです。

グロンギの王「ン・ダグバ・ゼバ」とクウガ「アルティメットフォーム」の拳がぶつかり合います。流血も生々しく、壮絶な戦いでした。

足元に散る雪まで本物さながらに再現されています。

大切な人たちの笑顔を守ること、そのために「暴力」を使うこと、長い長い葛藤の末に優しい心を持ったまま黒き闇の力を手に入れ、白き闇を打ち払った五代雄介。
再び冒険家として、どこか遠くへ旅立っていくのでした。
青空になる
最後の展示では青空が広がるパネルに「仮面ライダークウガ」出演者・スタッフの皆さんのサインや、亡くなってしまったスタッフの方々へのメッセージが並んでいました。
天井のスピーカーからはエンディングテーマ「青空になる」が流れていて、喪失を癒してくれます。
今ここに雄介はいなくても、空は繋がっている。この「超クウガ展」のように、いつかまたどこかで会えると背中を押してくれるような、そんな優しいフィナーレでした。
グッズ購入!
・・・と、感傷に浸っている場合ではありませんでした。
本当の戦いはここからだったのです。
なかなか出口に辿り着けないなと思っていたら、物販コーナーへと続く長蛇の列が・・・。
もちろん並んだものの、平日夕方の時間帯でおよそ30〜40分ほど並びました。
一旦外のスペースに出て並ぶことになるので、暑さ対策グッズはしっかり用意していくのがオススメです・・・。
ここからは入場特典や手に入れたグッズをご紹介!


こちらは入場特典のポストカード!
ライジングタイタンフォームでした!「超グロンギ展」のポストカードはどうやったら手に入るのでしょうか・・・。


そしてショッパーです!凝ったものが用意されています。
購入したグッズは・・・


こちら!喫茶ポレポレのスプーンです!
マグカップも欲しかったのですが品切れでした・・・。
こういう生活に溶け込む実用的なグッズの方が、自分も作品の中にいるような気分になれていいですよね〜。

最後にこちらは物販コーナーで無料配布されている、クウガコラボのオードパルファム(香水)のムエット(試香紙)です。
クウガの各フォームイメージのカードはすでに無くなっていましたが、グロンギイメージのカードは残っていました。デザインがカッコいいですよね!!
ン・ダグバ・ゼバの甘い匂いが一番のお気に入りでした!
まとめ
「超クウガ展」の熱気、伝わりましたでしょうか?
写真でご紹介した展示以外にも、撮影不可の展示物もたくさんありますし、スタッフの方々の裏話や文字資料も大量にあるので、十分な時間を確保していくのがオススメです。
オダギリジョーさんとスタッフの皆さんによる音声ガイドも必聴です。90分の時間制限があるのでお気をつけください。
物販列に備えた暑さ対策グッズもお忘れなく・・・!
以上、タカハラの「超クウガ展」レポでした!
【仮面ライダー25周年記念「超クウガ展」】
https://kuuga25th.com/
《東京会場》
東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)
《開催期間》
2025年6月14日(土)~7月6日(日)
平日12:00~20:00(最終入場19:00)
休日(土日)10:00〜20:00(最終入場19:00)
※休館日なし
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タカハラシューサク【ライター】
フィギュア買取ネットコラム担当。映画レビューや関東で行われているイベントのレポを執筆します。
週1で映画を2〜3本ハシゴする映画好きです。ジャンル問わず何でも見ます!
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