ローグタウン
前作でイーストブルーを巡り、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジを仲間に加えた『麦わらの一味』。
ナミの故郷・ココヤシ村を支配していたアーロンを打ち倒し、次に海賊王の処刑された島・ローグタウンに向かいます。
ここの冒頭で流れたロジャーとガープの回想に、『ゴッドバレー』の名前が出てきてニヤニヤしました。描写される事はないかもですが、伝説の海賊達が一同に集う瞬間は是非とも実写で見てみたいです。
ローグタウンに着いた一味は、それぞれの買い物に別れます。
ここにバルトロメオが出てきたのが驚きでした。
しかもかなり出番が多い。最初はルフィに無関心でしたが、行動を共にした事で憧れを抱き、手配書のルフィと同じポーズを取っていました。
原作が長く続いているからこそ描ける新解釈ですね。このドラマの大きな魅力です。
ローグタウンを巡ったルフィは、敵であったバギーとアルビダに再会します。
原作通り『スベスベの実』を食べていたアルビダですが、キャストは同じで体型にもあまり変化がありませんでした。少し痩せたかな……?くらい。
やはり体型の違いで別人を使うのはこのご時世、中々厳しいのでしょうね。
でもこれはこれでアリかな。
それからなんと言ってもスモーカーが格好良かったです。もうまんま本人です。
『モクモクの実』のCGアクションも見応えありました。もちろん『ズボンがアイス食っちまった』のシーンも再現されていて大興奮です。
あそこはロギアの特性を考えると矛盾した場面ですが、スモーカーの魅力が一発で伝わってくるシーンなのでカットされなくて嬉しかったです。
逆にたしぎの方はやや自分のイメージとズレていました。慣れるまで時間がかかりそうですね。
最後には原作通りドラゴンが乱入。
そしてなんと背後にはチラリとサボの姿が……!!
まさかのまさかすぎる。
確かにサボの立場ならここにいてもおかしくない。ここぞという場面でファンサービスをねじ込むのが上手いですね。まあ原作通りの設定なら記憶喪失のままでしょうが笑
双子岬
ローグタウンを脱出したルフィ達はいよいよグランドラインの入口、リヴァース・マウンテンへと向かいます。シーズン2だとここが1番ワクワクしました。海流に乗って山を登っていく映像が迫力満点で、先の展開を知っていてもハラハラします。
実写にした分、船でグランドラインに乗り込む危うさが存分に伝わってきました。
ワンピースって、あの世界特有の過酷な環境を航海で乗り越えていく所もいいんですよね。
空島が実写化されたら『ノックアップストリーム』も見れるのになあ。
色々な障壁を突破しリヴァース・マウンテンの出口に向かう一味。
しかし前方には巨大なクジラ、ラブーンの姿が。
漫画だと可愛いけど実写だと怖いな……。
一味は捕食されましたが、ルフィはそれを回避。
近くの灯台に暮らすクロッカスと合流します(髪型スゲェな……)。
これまた原作から大きく変えてきましたね……。
一方のゾロ達はラブーンの中で脱出の方法を模索します。原作と違い体内に絵の景色はありません。まあ確かにクジラの中を絵で塗り替えて暮らしてるって、実写だと現実感がなさすぎて入り込めないかも
本来ならクロッカスとの漫才があるはずなんですが、そこもカット……。
1番好きなギャグシーンだったのになあ。仕方ないですね。
一味はバロックワークスのエージェント、Mr.9とミス・ウェンズデーと一戦交えますが難なく拘束。
何だかんだで一緒に脱出する流れになります。
ここで特筆すべきはミス・ウェンズデーですね。原作から肌の色が変わっていますが、ちゃんと彼女らしいと感じる事ができました。
正直キャストが発表された時は首を傾げました。しかし動いてる所を見るとやはり印象は変わります。
演技も込みで判断しないといけませんね。
そしてルフィサイドではラブーンの過去が明かされます。
ここでまさかのルンバー海賊団登場!という事はつまり、あいつも……。
「ヨホホホ〜♪ヨホホホ〜♪」
出たああああああああ!!!『鼻唄のブルック』だああああああああああああああああ!!!
ドン!!!
後に一味入りするブルックが生前の姿で登場!こちらも原作と肌色が異なりますが、そんな事どうでもいいと思えるくらいのサプライズで興奮しました。
ここでブルックの回想入れてくるのか。やるなあ……(誰目線)。
あと自分は字幕派ですが、何気に『ビンクスの酒』の英語版を初めて聴きました。原曲より海賊っぽさが増してる気がしますね。
こんなの見せられたら『スリラーバーク編』も見たくなっちまうよ〜〜。
このブルックとルフィの出会い、是非とも見てみたいですね。
1番驚いたのはここから。
原作でラブーンと喧嘩したルフィですが、ドラマは全く違います!
ルフィが『ビンクスの酒』を歌ってラブーンの心を開くという展開に改変。ルンバー海賊団との日々を思い出したラブーンは、ルフィの頼みを聞いてゾロ達を吐き出します。
ここは素直に感動しました。
正直ラブーンの体内でワチャワチャやってるくだりとか、楽しいっちゃ楽しいけどリヴァース・マウンテンの迫力との差で若干退屈だなって思ってました。
だけど最後に全部持っていかれましたね。
今まで様々なオリ展開をぶち込んできたドラマですが、ここは原作に負けないくらいのシーンだと感じました。
ウィスキーピーク
双子岬を出港した一味はウィスキーピークに到着。
島民を代表してイガラムが出迎えてくれます(こっちも髪型スゲェな……)。
しかしここはバロックワークスに雇われた賞金稼ぎの根城。
サンジもウソップも敵の女達に誘われ罠にはめられてしまいます。
(ウソップお前ドラマの中ではカヤとキスまでいったんだから安易に流されてんじゃねぇよ!)
異変に気づいたゾロは敵を次々と倒していきます。
しかもなんとイマジナリーミホークがゾロに発破をかける予想外な展開に。
まあせっかく役者を決めたなら可能な限り出したいもんね……。
2人のやり取りが何だか師弟っぽく見えてくるのは後の展開の影響かな。
そのまま100人斬りを達成するゾロですが、ルフィとの対立はカットされましたね。
まあ正直、死線を共にしたゾロよりも出会ったばかりの島民を信じるんだ……って気持ちになっちゃいますからね。
そんなルフィですが、ミス・ウェンズデーの『魅惑のメマーイダンス』を受けてまんまと眠らされてしまいます。
あ、あの謎技まで再現するんだ……。
一体どういう経緯で習得した技なのか気になりますね。
しかしミス・ウェンズデーのもとにバロックワークスのMr.5とミス・バレンタインがやって来ます。
ミス・ウェンズデーの正体はアラバスタ王国の王女、ネフェルタリ・ビビ。
組織に潜入したスパイを消しにきたと。
同じく潜入していたビビの側近、イガラムは彼女を逃がすために1人立ち向かいます。
カッコいいんですが、髪に隠したマシンガンをぶっ放していくのは実写で見るとかなりシュールですね。真剣であればあるほど笑いそうになります。
結局イガラムは爆発に巻き込まれて退場。この感じだとアラバスタでの生還はなしかな?
これだけの爆発ですから、仮に生き残ってたとしても相当な深手を負って登場するでしょうね。
漫画で誤魔化しが効く部分でも実写で全くの無傷だと現実感が薄れて違和感に繋がるし。
ビビを船に乗せて逃げ出す一味。
しかしそこには『ハナハナの実』の能力者、ミス・オールサンデーことロビンの姿が。
この女優さんのミステリアスでクールな美しさ、紛れもなくロビンですね。
冒頭で海兵を殺していくシーンでも出番がありましたが、『ハナハナの実』の見せ方として最高でした。
後の仲間入りを考慮してか、敵にしては憎めない風に描かれていますね。
このロビンが「生ぎたい」って言うところ見てみたいな。ていうか何がなんでもエニエスロビーまではやってほしい。結局あそこが1番熱いし(諸説あり)。
ていうか、カルーは……!?
リトルガーデン
続いてリトルガーデンにやって来た一味。
それぞれが島を冒険する中、巨人族のドリーとブロギーが登場。ちょうど最近の原作でも出番が増えましたね。実写にするともちろん怖いんですが、どこか親しみやすさも感じます。絶妙なバランスだなあ。
ドリーとブロギーの口からニカの名前が出たのも注目ポイント。という事は展開次第ではドラマのルフィもニカになる可能性が……?
どうなるんでしょう。個人的にドラマはただのゴム人間で突っ走ってほしいですね。まあ流石にワノ国まで続く事はないと思いますが。
この章はウソップが色んな場所を行ったり来たりしてるのが顕著ですが、場面転換がやや多いです。
ミス・ゴールデンウィークに操られるルフィ。ドリーとブロギーの決闘。そこに横槍を入れるMr.5達。他にもMr.3との戦闘やサンジの暗躍など、これらの要素をたった2話に詰め込んでいます。
少しとっちらかってるかな?というのが正直な感想です。
原作だと面白かったのにな。なんでだろう。
気になって軽く読み返しました。
多分、Mr.3とミス・ゴールデンウィークの活躍を増やそうとした結果じゃないかなーと。
原作はシンプルで、Mr.3、Mr.5、ミス・バレンタインとの同時戦闘にミス・ゴールデンウィークがちょっぴり加勢する程度。
だけどドラマはミス・ゴールデンウィークに独自の価値観を持たせ、別行動を取らせています。
Mr.3に関しても、ルフィがただの勘でぶちのめしたくだりを引き伸ばしています。
これ自体は面白いかもしれません。
ただMr.5、ミス・バレンタインデーの方が因縁が強すぎる。
この2人はイガラムの仇であり巨人族の決闘を直接妨害しています。倒すべき理由が十分にあります。
対してMr.3とミス・ゴールデンウィークはそれが薄い。
敵の仲間だから。襲ってきたから。巨人族を襲うよう提案したから。それくらいです。
普通にMr.5達の方がボスに相応しいヘイトを稼いでいます。
活躍を増やした割に、倒すべき理由が薄くなってるのが今回の原因かなーと。
何ならMr.5達は原作だとウィスキーピークでルフィとゾロに一撃で倒される程度の存在なんですよね。
イガラムを始末したのもロビンだし。どこか格下感があるんです。
だから彼らを顎で使うMr.3がリトルガーデンのボスに相応しいし、彼もきちんと巨人族の決闘を妨害しています。
この辺りのバランスが崩れちゃったイメージですね。
でもカラーズトラップがその場のギミックじゃなく、きっちりシナリオに組み込まれてるのは好感が持てます。こういう姿勢は評価したいです。
それとサンジがアンラッキーズと戦うくだりですが、電伝虫の待機音が『Believe』でアガりました。
あとサンジがかなり苦戦するっていう笑
前々から思ってたけどドラマのルフィ達ってそんなに強くないんですよね。
あまり強すぎると現実感が薄れるからかな?
不思議です。
そして最後の見せ場である『覇国』ですが、原作とかなり変わってて驚きました。
原作ではドリブロが武器を振るった衝撃波で敵を貫くニュアンスでしたが、ドラマは海に武器を叩きつけた衝撃が波となって襲いかかるような感じ。
多分、見栄えの問題かな?
空気の塊よりも目に見える波が標的にぶつかった方がわかりやすいし。
単なる妄想ですが色々な創意工夫がある事は間違いないでしょう。
ドラム王国
ドリブロに別れを告げ、ビビの故郷アラバスタに向かう一味。
ところがリトルガーデンで病気に感染したナミのため、医療の国であるドラム王国に立ち寄ります。
病気のナミを思いやるサンジが印象的でした。まさかここで死んだ母親の話が出てくるとは思いませんでしたね。ドラマは隙あらば先の展開をねじ込んでくるので油断できません。
民間兵に警戒されながらも、ドルトンの配慮により入国を許可されます。
彼は世界会議でビビを目撃しているので、すぐ王女だと気づいたようです。
何気に世界会議の回想でオトヒメ王妃の話が出たのも熱かったですね。
ドラムの医者が全て元国王ワポルに連れて行かれたと知ったルフィは、唯一残った医者を求めてナミを背負い崖を登っていきます。
何とか頂上までたどり着いたルフィ、ナミ、サンジ。
彼らを助けたのは魔女と呼ばれる医者、くれは。
そして彼女の弟子であるチョッパー。
ちゃんと実写でも可愛いのすごいな……。
ルフィはもう完全に目をキラキラ輝かせています。仲間にする気まんまんなのが表情や仕草で伝わってくるのが面白いです。
ここでチョッパーの過去編に突入。
確か原作はワポルを殴る直前で差し込まれましたが、ドラマは戦闘前なんですね。
ヒルルクとの話は実写でも涙腺にきました。
彼の死に方が違うのが気になりましたが、全体的には良かったかなと思いました。
回想が終わり、ドラム王国に帰還したワポルとの戦闘が始まります。
この戦闘自体は楽しめたのですが、問題は海賊旗の場面です。
室内に飾られたヒルルクの海賊旗をワポルが砲撃し、ルフィが受け止める流れ。
ほぼ原作に近い台詞を言ってくれるのですが、
なんか違う!!近いけど……っ!!それでも違うッ!!
あれは旗を掴んだルフィが、撃たれても尚その場に立ち続ける姿が格好良いんであって、守っただけでは名シーンとはなりません。
いくら海賊旗が信念の象徴だろうが物理的に旗が折れるのは当たり前。だけどルフィは吹き飛ばされず、耐えて旗を持ち続けた。それは彼の海賊の信念が折れないから。だから「ほらな折れねぇ」の台詞が痺れる訳です。
そこがない!!!どうせならそこも入れてほしかった!!!!
数ある名場面の中でも指折りのシーンだったので、どうせなら完全再現してほしかったですね。
余談ですが1番好きな名シーンは「あの旗撃ち抜け」です。
(どんだけ旗好きなんだよ)
しかしラストの桜のくだりは満足できました。
やっぱこの辺の話めっちゃ面白いな……。
そして最後にクロコダイルの顔がお披露目となり、シーズン2は幕を閉じます。
この時いつものBGMにアレンジが加わり、ドヴォルザークの「新世界より」が混じっていて大興奮でした。
アニメのアラバスタ編でルフィがクロコダイルを倒した際に流れた交響曲です。
こういう小ネタ好きだなあ。
ルフィとクロコダイルの対決を彷彿とさせる最高の締めでした。